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2008年に発行された幻の冊子。テーマは「南のムラ」そして「水を巡る旅」。
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食のたからもの再発見
東京財団2009年度政策提言プロジェクト全25編。今の時代に残る各地の食の「記憶」をまとめた貴重な記録。「釜炒り茶」「木曽赤かぶ」を担当。各方面で活躍中の執筆陣に叱咤され貴重な経験させてもらった。椎葉村、九州のお茶は忘れられません



味の箱舟/ark of taste
2007年、スローフード協会のプロジェクトに協力。現在22品目が国際認定を受けた、日本の「味の箱舟」品目のうち13品目の認定を手伝った。認定品目(英語)はこちら

ここきち!
知人のMさんがやってる農家レストランポータルサイト。

国友農園
高知県いの町、山奥の実生自生のお茶を再生させた釜炒り茶。自然とともにあるお茶の原風景が広がって

熊野鼓動!
がんばってほしい友達がいるところ。

お米のふなくぼ
お米のこと、ごはんのことを大切に考えるお米屋さん

森の空想ミュージアム
宮崎県西都市。児湯郡木城町茶臼原のすぐそばで、祈りの空間。主宰は高見乾司さん。九州の民俗仮面博物館もある

*ナナオサカキ*
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- 2010/06/26/Sat 23:42:24
- CATEGORY:[mono]うまいもん
だだちゃ豆のお米?(高知)

高知、窪川の道の駅に「香り米」と書いて並んでたお米に興味を持つ。看板に説明書き、その内容がおもしろそうなのだ。これまでボクの知っている「香り米」は、黒米とか赤米とか、南方由来の、よく言う古代米に属するモノたちで、ここのお店のように至ってふつうのお米、でも「香り米」ですよ~と売っているのを初めて見たからだ。で、この興味はその夜にもっと強くなった。
昼、地元の畑さんミキさんにこの話すると、ここらへんでよく作られてるお米とのこと。どんな匂いか聞くと「う~ん」。お米の香りじゃんってわかる匂いなの?と聞くと「う~んちょと違うかも」とミキさん。お米と違う匂いなのかとそこで話は終わり、夜、連れられて入った洋食屋さんでメシとなった。まずはビール飲んでたのだが、なんだか匂いがする。「何か匂いしますね~」すると「ごはんの匂い違いますか?」。ん?これ、ごはんっていうより枝豆?「これだだちゃ豆の匂いじゃないの?」「そう言われればそうだね~全然気づかんかったね~このお米」えっお米?、と眼前にあるごはんをパクついてみた。
するとどうだ、あたりを漂っていた匂いのおおもと、まさにこのごはんじゃん。「あっ、ここも香り米つかってるかも知れんね~」とあくまで彼らはそっけなし。そんなにフツーなのかな、このだだちゃ豆の匂いがするお米。ボクはかなりびっくりしていた。しかもこの香りが気に入ってしまった。ということで翌日再度窪川の道の駅へ。昨日見たお米売り場の看板の説明書きによると……
で、自宅で早速炊いてみる。まず開封しただけで香りがぷ~ん。女房ともども興味津々、いつも食べてるはえぬきに1割ブレンド。で食べた。おおっ、まさに洋食屋で食べた香りが~。こりゃうまいこりゃうまい。おいし~ね~…だけでなく、興味がますます深まる。実は購入したのは、説明にあった未証明米の「十和錦」ではなく「ひえり」という品種の香り米。ひえり、ヒエリ。何かおもしろい響きの名前だナァ、由来は何だろう、十和錦のほうはどんな香りがするんだろう、こういう米を作り出した生産者たちは?その土地がらは、そうだ精米屋さんの話も聞きたい……いやいや大発見でした。
……ということであるらしい。ひえり?うわっ聞いたことないよ~、未証明米?うわっなんかソソられるよ~……あまり時間もなかったので、数種類ある香り米の中から適当に選んで1キロ購入した。仁井田米に通称「十和錦」というお米があり、分類としては香り米に属します。「ひえり」等の香り米は、コシヒカリやヒノヒカリなどのお米に妬く10%~20%ブレンドしますが。この通称「十和錦」はそのまま100%でも大変おいしく食べられるうえに、香り米としてブレンドすることもできます。通称「十和錦」は特に香り高く、ひや飯になっても香るのが特徴で、「仁井田米」の中でも特に人気が高いお米です。
なぜ通称なのかというと、お米の銘柄設定には種子の登録など厳密な品種の特定が必要で、有名銘柄は、異なるDNAが混ざらないよう管理された「原種」を毎年更新し、それをもとに栽培されています。しかし、この通称「十和錦」は、もともと一部の農家の方が、田んぼでひときわ大きな変わった稲穂を発見し、そのもみを取っておいたところ、「うまい米」と評判になったことから広まりました。しかし、今となっては「原種」の特定が困難になってしまい、現段階では「産地品種銘柄」として認められていません。したがいまして、日本農林規格(JAS)法上は銘柄表示ができないため、「一部未証明米」と表示しなくてはなりません。通称「十和錦」は、品種名の無い幻のお米なのです。

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