oilogo1.gif

   新しいホームページができました!


*work*
らでぃ~!
2008年に発行された幻の冊子。テーマは「南のムラ」そして「水を巡る旅」。
記事はこちら




食のたからもの再発見
東京財団2009年度政策提言プロジェクト全25編。今の時代に残る各地の食の「記憶」をまとめた貴重な記録。「釜炒り茶」「木曽赤かぶ」を担当。各方面で活躍中の執筆陣に叱咤され貴重な経験させてもらった。椎葉村、九州のお茶は忘れられません






味の箱舟/ark of taste
2007年、スローフード協会のプロジェクトに協力。現在22品目が国際認定を受けた、日本の「味の箱舟」品目のうち13品目の認定を手伝った。認定品目(英語)はこちら




ここきち!
知人のMさんがやってる農家レストランポータルサイト。



国友農園
高知県いの町、山奥の実生自生のお茶を再生させた釜炒り茶。自然とともにあるお茶の原風景が広がって



熊野鼓動!
がんばってほしい友達がいるところ。



お米のふなくぼ
お米のこと、ごはんのことを大切に考えるお米屋さん




森の空想ミュージアム
宮崎県西都市。児湯郡木城町茶臼原のすぐそばで、祈りの空間。主宰は高見乾司さん。九州の民俗仮面博物館もある






*ナナオサカキ*
*profile*

ponchu

Author:ponchu
日本の歩き方……おいしい村はどこにある? by タケウチアマネ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

F1の自家採種…岩崎政利さん

 種苗会社はふつう、交配1世代目には親の良い形質ばかりが現れる雑種強勢という性質を利用して販売用の種を生産しているが、これがいわゆるF1品種(交配種)。しかしそのF1から生まれた第2世代の種は形質がばらつき、栽培用には使えないのが常識。そこで生産者は種を買い続けることになるのだが、岩崎さんはそのF1の自家採取にも挑戦している。

■時間のかかるF1品種の固定

 これまで在来種、固定種をずっと選抜してきたんですけれども、今の野菜のすべてが、在来の固定種でうまくいくかと考えた時に、非常に限界があって、たとえば夏のきゅうり、トマト、キャベツ、あるいはブロッコリー、カリフラワー、白菜、そういう主要野菜が、なかなかいい固定種がないんですよね。これは農家が新しく育成をするしかないと思うので、いろんな野菜のF1種を固定する方法を、育種家に技術を教えてもらったりして、試行錯誤で進めているのです。

 僕の経験からしますと、やはりF1種からだと、それは長い年数というのが必要になってきます。しかしこれをクリアしなければ、これからの自家採種の拡大はありえないと思うので、やはり定期的に、F1の固定の仕方、育成の仕方、選抜の仕方など、育種家の方と研修会をしながら、地道に調べていかなければいけないんじゃないかという感じがしています。

■種を農民につなげていく

 たとえば青首大根の固定種がなかなかないということで、F1から選抜を続けて今年でF6、つまり6年たったのを持ってるんですが、まだ少しばらけてますけれども、だいたい5年くらいで揃ってきまして、来年あたりは生産者にも分けてあげられるようになってきています。選抜して3年目では、まだとても自分でも作る勇気がないくらいばらけますね。ブロッコリーなんかはF6になってもまだまだ。いつになったら固定するのかな、というものもあります。そういうふうに、非常に時間がかかるということです。

 しかし、やはりブロッコリーは自分で作りたいということで、いまだにF6でも、迷いながら選抜を続けているんです。その逆ズッキーニは早いものでF3でだいたい揃ってきて、F3かF4で人にあげられるようになってきたりします。そういうたくさんのF1種を固定して、もし固定すれば、いいものであれば皆さんに交換に使ってもらえればな、ということでやっているんです。

 やはり誰かが損をして、10年なり、固定してくれないと、その種が農民につながっていかない。誰かがしなければいけない道だと思うのです。やはりF1種の固定というのはこれからの課題だと思うんですよね。

■F1とは何か

 以下は在来種や固定種にこだわって種を研究し販売している、埼玉県飯能市の野口種苗研究所の野口勲さんから聞いた、種苗会社がどのようにF1品種を作るかという話。

 まず、そもそもの初めからの、天然のF1などあるはずもなく、どんなF1でもその元は固定種だということ。すなわちいずれかの土地で、その土地ごとに代々農家によって受け継がれてきた、人間共通の財産だということ。

 種苗会社はこの固定種から特定の形質が顕著に現れるまで選抜を繰り返します。すると自家不和合性という、同じ系統の中では和合(結実)しない性質が固定されてくる。岩崎さんは講演で、人参の母本選抜を徹底的に繰り返して種が取れなくなった経験(前号「自家採種を進める」参照)を話されたが、まさにこの作業を行なって、一方は耐病性が高く、他方は味がよいといった品種を2種用意するのだ。

 是非はともかく、自家では結実しない、すなわち生命力のない種を掛け合わせて結実した第一世代の種、それが世に言うF1品種、というお話しだった。

■次世代への投資

 さて、岩崎さんが進めている自家採種の取り組みは、F1品種においても一貫している気がする。それは「次世代性」とでもいえるだろうか。この連載の最初、岩崎さんは「在来種は生命力が強い」と言っておられるが、この「生命力」を、「種を次世代に継いでゆく力」と捉えたとき、岩崎さんはF1品種の中にすら、その潜在的な、遺伝的な形質としての生命力を見出そうとしているのではないかと思うのだ。

 種の潜在能力が、人工的な手段ではない、本来の永続的な方法でしっかりと現れ、それが次世代に受け継がれてゆく、その折衷点を模索する。これが岩崎さんの自家採種の取り組み。岩崎さんのアプローチはF1品種において、より多くの時間がかかるが、農業全体の「次世代」を見据えた岩崎さんの投資なのだ、と捉えることができはしないだろうか。

関連記事
  • COMMENT:0
  • TRACKBACK:0

COMMENT

NAME
TITLE
MAIL
URL
PASS (削除時に必要)
SECRET 管理者にだけ表示を許可する
COMMENT&
DECORATION

TRACKBACK

トラックバック

http://buonpaese.blog129.fc2.com/tb.php/169-1001ab69

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

*calendar*
07 | 2017/08 | 09
S M T W T F S
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
*diary*
*hatake*
1月11日
* hatakealbum *
*tag * search*

> tags
柚子 自給 吉田比登志 美麻村 釜炒り ヨーロッパ 柏木圭 美麻遊学舎 山口マオ 自家採種 在来種 野口勲 高見乾司 宮崎 九州 仮面 ターンムファーム 菓歩菓歩 山名 ガイア 石垣 近藤卓 アリシアベイローレル 宇野俊介 高遠 rulaの会 雲南 黒潮文化圏 かんころ餅 賛美歌 草加家 上五島 トマト 船本繁男 アサクラオイル オルチョサンニータ 中華街 悟空茶荘 ファイトレメディエーション 前沢りか エンドウマメ 七草 アサクラパスタ パスタ 焼きたらこ 朝倉オイル voiero 寺田本家 むすひ 日本酒 アサクサノリ 大木代吉 福島 ハルジオン 雑草 豆鼓 甜面醤 玲舫 麻婆豆腐 中華のツボ 炸醤 山里紀行 エーゲ海 プラトモナス 内山節 Voiello たらこ レメディエーション 菜の花 ラッキードラゴン ベン・シャーン 南西諸島 岡本一宣 Skyward 機内誌 松本俊介 立てる像 美大 原発 中華 酢豚 河野和義 八木澤商店 古式梃子絞り醤油 ナナオサカキ 急須 藤野 菜花 道の駅 干し大根 高菜 小松菜 焼酎 木城 黒木本店 高鍋 尾鈴山 山ねこ 烏龍茶 静岡 梅が島 依田健太郎 ヨダケン 山葵 市民農園 ラグー カムット小麦 サバ缶 デチェコ じゃこ フェデリーニ スープパスタ わかめ 飯尾醸造 立花隆 プリンシプル 浅草 鏡商店 やげん堀 唐辛子 七味 蕎麦座 和知 r丹波 蕎麦 有機農業 富良野 布施芳秋 八列とうきび うどん 京都 立ち食い にんじん 小泉正浩 石井十次 タラ さつま揚げ ブロッコリー スローフード ブラ ピエモンテ イタリア 大山菜 大山菜漬 伊勢原 かぐら辛っ子 八海山 新潟 神楽南蛮 魚沼 辻嘉一 甘露煮 チャーハン オイスターソース ハクサイ タンポポ ニホンホウレンソウ 朝露 モロヘイた 松野下蒲鉾 長吉屋 つけ揚げ 枕崎 山脇義秋 山脇紀子 山脇農園 青柳 國友 イノシシ 釜炒り茶 泉村 川辺 森の学校 鹿児島 タラモ タラコ じゃがいも 熊本 とうがらし 唐からし粉 赤湯温泉 ラーメン 火の国 阿里山 高山茶 奥田政行 白菜 カレー お茶 風蘭香 國友昭香 祝島 20年問題 アブラナ科 かもめ 三陸 宮古 うかたま 弁当 落花生 モロヘイヤ いしる 煮こごり ほうれんそう マルチ オクラ 佐伯 四万十 仁淀 高知 棚田 ひょうたん 朝市 大磯 漁協 ネンブツダイ 福岡 星野 黒木 サコダデザイン 十和錦 迫田司 香り米 ヒノヒカリ 國友農園 むらからまちから館 まるごと高知 出雲 米子 アミノ酸 生七味 賞味期限 カレイドスコープ オラ トマティーヨ 地域デザイン 三鷹 妖怪 水木しげる ワイナリー 木次 食の杜 奥出雲 島根 藁葺き 松江 にんにく ヌルポン おろちの爪 大社 釣り 田んぼ 稲佐 民宿 ブラウンスイス 日登牧場 大山 自家製 どぶろく 宍道湖 山尾三省 花豆 倉渕 和田裕之 バジル 麻布十番 放牧豚 群馬 榛名 清水雅祥 サルサ 三省 peppers.jp とんがらし 麻布十番納涼祭り りぐり山茶 上越国境 シロノワール 燃える火 お釜 石垣りん 渡邊玲 平田牧場 沖縄 口噛み酒 奄美 ミキ お粥 リゾット 干しシメジ 梅干 オリーブオイル ジャングル 家族 懐石 明治 料理 輪郭 選択肢 ニンニク 吉田ふるさと村 ヌルボン トウガラシ オロチの爪 別所蒲鉾店 竹並一人 お米 ふなくぼ商店 おむすび 船久保正明 ごはん 尾形修一郎 牛渡川 中山桜 遊佐 山形 ペトリーニ 食のクオリア 富士酢 寿司飯 ちらしずし 梅雨 油粕 神門 善久 アルチェ・ネロ ジロロモーニ 寿司 タバスコ スコヴィル ハンガリー インド パプリカ 波多野公介 スパ ダルマイカ 市場 味覚 クオリア おいしい 竜馬 土佐 茂木健一郎 山茶 四国 いの町 森は海の恋人 牡蠣 畠山重篤 宮城 水山養殖場 気仙沼 ざる 井上さん 畑俊八 仁淀川 干し筍 四万十川 うなぎ かわせみ 梼原 窪川 ひえり 未証明米 だだちゃ豆 佐世保 高木龍男 サツマイモ 嬉野 佐賀 大茶樹 五島列島 九十九島 自衛隊 魚市場 ハンバーガー海軍 村上龍 戸石フレッシュ朝市 雑魚 長崎 母ちゃん 戸尾 柚子胡椒 ナス 定食 もったいない アクトフォー ティア カサゴ 梅棹忠夫 中尾佐助 市川健夫 青葉高 石毛直道 白土三平 遠藤ケイ 森枝卓士 佐々木高明 池部誠 安心院 テロワール ジャコモモヨーリ ワイン シャケトラ 秩父 野口種苗研究所 飯能 山奥 落合務 レシピ ラ・ベットラ 料理通信 天然 鯛飯 押し寿司 土井勝 神奈川 いわし 包丁 カルパッチョ 盛田屋 燻製 イワシ 胡椒 出刃 アーチャン べこなん ベーコン 近藤醤油 田中屋 熊野 黒潮 那智勝浦 照葉樹林 マグロ マンボウ 鈴木和弘 隠岐 いわがき生産協業組合 岩牡蠣 出雲大社 海士 カルディ 松浦商店 倉田浩伸 カンボジア 熊野鼓動 星川淳 ワタリガラス ブータン 横瀬恒人 本宮 星野道夫 ヤタガラス 西伊豆 愛媛 醤油 田中一生 岩海苔 堆肥 塚本忠紹 静岡有機茶農家の会 深蒸し 藤枝 自園 横浜 有機 白干し梅 床漬け マルサ 田辺 ひじき 南高梅 くじらコロ ちかつゆ 紀州 蒲鉾 埼玉 大豆工房みや 金子美登 味輝 松田マヨネーズ 霧里農場 野口種苗 世界遺産 勝浦 玉蘭 発酵 天野茂 小柳三義 椎葉 原了郭 黒七味 祇園 大阪 国産小麦 天然酵母 世界パン ホシノ 新田九州男 グレープフルーツ 国産 右田秀利 らでぃっしゅ 小祝政明 柑橘 Radixの会 中嶋祐一 園芸 やきしお サラダ かき揚げ オニポテ 海の精 ラベットラ カルボナーラ 平飼い卵 無茶々園 パンチェッタ 岩地 礒もん カサガイ 手漕ぎボート 唐揚 メジナ コメダ珈琲店 昭和 ナゴヤ ホットドッグ 名古屋 喫茶店 菜心 ラー油 人形町 花椒 岩ノリ 寒天 心太 テングサ 高橋商店 ゆずすこ 柳川 生姜 紫蘇 山椒 八幡屋礒五郎 七味屋 長野 庄内 アルケッチァーノ 島村菜津 在来 鳥海山 岐阜 向笠千恵子 青海苔 伝統野菜 飛騨 飛騨山椒 七味家本舗 秋山郷 善光寺 戸隠 山菜 辛味大根 あざみ 陳皮 胡麻 野沢菜 おやき さみず 三水 ごま ちりめん 泡盛 味噌汁 堤防 ワカメ 食べるラー油 上尾


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。