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2008年に発行された幻の冊子。テーマは「南のムラ」そして「水を巡る旅」。
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食のたからもの再発見
東京財団2009年度政策提言プロジェクト全25編。今の時代に残る各地の食の「記憶」をまとめた貴重な記録。「釜炒り茶」「木曽赤かぶ」を担当。各方面で活躍中の執筆陣に叱咤され貴重な経験させてもらった。椎葉村、九州のお茶は忘れられません



味の箱舟/ark of taste
2007年、スローフード協会のプロジェクトに協力。現在22品目が国際認定を受けた、日本の「味の箱舟」品目のうち13品目の認定を手伝った。認定品目(英語)はこちら

ここきち!
知人のMさんがやってる農家レストランポータルサイト。

国友農園
高知県いの町、山奥の実生自生のお茶を再生させた釜炒り茶。自然とともにあるお茶の原風景が広がって

熊野鼓動!
がんばってほしい友達がいるところ。

お米のふなくぼ
お米のこと、ごはんのことを大切に考えるお米屋さん

森の空想ミュージアム
宮崎県西都市。児湯郡木城町茶臼原のすぐそばで、祈りの空間。主宰は高見乾司さん。九州の民俗仮面博物館もある

*ナナオサカキ*
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- 2011/03/07/Mon 22:50:55
- CATEGORY:[mono]お茶
ヨダケンの釜炒り茶

20年来のおつきあい、静岡梅が島のヨダケン、
依田健太郎さんから、茶が届いた。
烏龍茶なんだということで、さっそく飲んでみると、
芳香、やわらかく、余韻はけっこう長引く。
2煎で茎も含んだ大きめの葉は開いて、香りは引き続きやわらかい。
3煎ではすでに番茶の草いきれに包まれ、苦味も呈する。
平釜で手炒り、まだ3年目、暗中模索とのことだった。
線細く、葉の力も弱い気もするが、
見て欲しい、このゆったりした姿を。
こんな葉っぱが、アルミ蒸着のPP容器にもっさりと、
形を崩さず100gも、入っている。
赤茶けた茎も、わらのようなものも混ざるが、
もしかして、低めの温度で、超軟水で出したほうがよかったかな、
野性的なんだけれど、繊細な状態があるお茶なのだ。
このやさしいお茶は、
なんて名前にするのがいいのかな……
梅が島は、静岡の中心地から安部川を北に1時間ほど、
お茶どころとしては本山、その奥にひっそりある標高700mの山村。
日射のわりに谷筋の微気候、朝夕の川霧が立って、
昼夜の寒暖、厳しいほどにはっきりな四季、
茶の木は小さく、生長も遅いが、それはうまいお茶を産する。
水は、切れるように冷たい花崗岩質の水、
見上げるような標高差を、先祖代々石積みの棚田でかせぎ、
よい川砂のある場所では清々しく、山葵が栽培されている。
その梅が島に暮らすヨダケンは、お茶農家、山葵農家。
30年以上も有機栽培の本山茶でならしてきた人で、
釜炒りの製法については、25年前から続けてきた紅茶があり、
花の香りがする紅茶、完成の域、といっていいんだと思う。
お茶は悩ましいことが多いけれど、ヨダケンがこの20年、
どんなことを考えてきたのか、聞きにいきたいと思っている。
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- Tag :
- 依田健太郎
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- 2010/05/28/Fri 21:34:36
- CATEGORY:[mono]お茶
深蒸し茶(藤枝・塚本さん)

お茶の勉強会、っていうか、お茶の淹れ方教室に参加した。
先生は、静岡有機茶農家の会という団体の事務局をしている南条美和子さんと、藤枝でお茶を生産している塚本忠紹さん。もう昔から交流させていただいている面々。消費が低迷していると言われていて、エールを送る気持ちも大、でもそこは勉強会、かしこまりしっかり学ぼう、と参加です。こういう勉強会を時々開いているのはらでぃっしゅぼーや。有機野菜の宅配やっていて、ボクもここのスタッフ。横浜市青葉区に「スタジオ@青葉台」というスペースを持っている。
自園茶、っていう言葉をご存知だろうか?自分の園で、自分で製造し、自分で販売もする。これらを農家が一貫して行なっている、まあ一貫生産のお茶、っていうことだが、ふつう生産した茶葉は業者が買い取り、製造メーカーでいろいろブレンドされるわけだから、また別の言い方をするなら、茶園別ストレートティー。お茶の業界では、ペットボトル入りのお茶の消費拡大に反比例するように、この自園のお茶つくってる農家の方が減っている。高齢化だし、やはり自力で販路を維持するだけで難しいのに、肝心のお茶生産は自然が相手、出来不出来を自分の園だけで調整するのだって至難の業だ。しかしそんなリスクを差し引いて余りあるよさを、こと自園茶はそなえている。
- Tag :
- 自園
- 茶
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- 2010/05/20/Thu 00:36:09
- CATEGORY:[mono]お茶
釜炒り茶、小柳三義さん(藤枝)

今年も静岡藤枝の小柳三義さんちのお茶が届いた。釜炒り茶だ。ボクにとっての大好きなお茶筆頭で、毎年ホントに心待ちにしている。寒くて、テレビでは静岡のお茶の雹被害や生育遅れなど報じられていたから心配だったが、いやいや季節は巡る、いつもより2週間ほど遅れての到着、ほっとしました。
釜炒り茶というのは、その名の通り釜で炒ったお茶のこと。日本のお茶のほとんどすべてが蒸してつくるお茶だってこと知ったのは10年ぐらい前で、それからどんなお茶なんだろと興味津々だったところ、熊本水俣の天の製茶園、天野茂さんのお茶がその釜炒り茶ということで初めて飲んで、おおおおっと感動、以降いろんな本を読んではのめりこんでいった次経緯があった。
小柳さんのお茶はそんな興味の途中、波多野公介さんという方の『おいしいお茶が飲みたい』という本で知って、たまらずご本人に連絡を取って入手。その薫り高さ飲みやすさに、女房共々お茶への認識を完璧に改めさせられたという逸品なのだった。
- Tag :
- 茶
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