il buon paese 2006 to 2011

遅れ遅れになっている秋作の準備が始まらない。
やばいなと、今日はジャングル化して枯れ枯れになっていた、
ひょうたんの棚あたりを片付けて堆肥と貝化石撒き。
ちょっとだけスペース確保で、ここは来週アブラナ系の定植種まきする。
（間に合うか？）

落花生もぜんぶ片付けて広々させようと思ったが、
どうもまだ収穫してはいけないらしい。枯れるのを待つんだとすると、
これ青々としてるし、よく見ると花も結んで、まだ旺盛に展開してます。
モロヘイヤの生垣もまだ元気で、刈るに忍びなし…

先週の台風通過でとうとうひょうたんの棚はぺっちゃんこだった。
さすがのひょうたんも観念したか、生長をとめて枯れてくれている。
この枯れ枯れの中に数えて９つ、３０センチほどのひょうたんがぶら下がっている。
旺盛なのは左はじ上に見えるモロヘイヤ、左下に続く落花生。
その他は雑草に覆われて、ひそりと唐辛子やピーマンなど。

この日はまあ、楽しみにしているひょうたんが地面にくっつかないよう、
ぶっ倒れたひょうたんの棚をちょっこり持ち上げてやったぐらい。
あとは相変わらずのモロヘイヤ、ナスの収穫。
落花生は、見過ごしていたがまだ生長を続けているもよう…

旅から帰って最初の畑が９月４日。相変わらず死ぬほど暑い日が続くので、朝行って見た。もう予想通り、厚いほどに旺盛なひょうたんが今やジャングルと化し、根近くの茎葉を枯らしながらも先端先端、ツルはえんえん。隣の畑四方八方に迷惑かけまくり、まずはその処理から。ブチブチ切っては辿っていくとなんと、先週数えた実が５個だったのが、地這いのもの含めて３０センチほどが10個はある。たいしたもんだ、恐ろしいもんだ、と。

その木陰に守られてしばらくは成り続けていたトマトもさすがに打ち止めらしく、こっちは収穫１個だけ。他方ナスはまだ元気で、ポコポコ手ごろな大きさ１０個ほどもいだ。落花生も旺盛、こいつも版図拡大中で、１ヶ月ほど前に刈り取った枝豆の場所を既に埋めつくしていたし、女房曰くこちゃ垣根にいいワと高さ２メートルほどにも伸びたモロヘイヤ。葉の大きさは仕立てが悪かったのか５、６センチほどと小ぶりだが、とにかくたくさんたくさんはえてくるおかげで、今年の夏はほぼ毎日モロヘイヤ。元気元気とめどなし、と思うて見上げると、なんと、花が咲いているではないか！！！

そう、さしものモロヘイヤも年貢の納め時、トウが立ったのだ。
人間は猛暑だ猛暑だとまだ続く夏に悶々としているが、モロヘイヤは短日植物ゆえ、時々刻々と短くなってゆく日照時間に、正直に反応しているかのようである。うれしくもあり、しかしこんなに暑いのに、確実に日は過ぎ行くものだという一抹の物悲しさを感じずにはいられないなぁ。秋は来るのだ。そして僕ら、確実に歳を重ねてゆく。

さて、きっと来週の畑は花盛り。これで我が畑は秋に以降していくことを確信した。
秋作の準備ぜんぜんしてない。って場所がひょーたんでうまっとるがどうする？

旅立つ前に畑見に行く
崩れた棚にしがみついてひょうたん
笑顔で朝日浴びている
仲良しお隣の子も笑っている

伸びたいだけ伸びたこいつら
まわりのみんなはぐしゃぐしゃだ
目視で有望は５個、
このふたり、笑顔で朝日浴びている
好き放題じゃない？

早起き早起きと息巻いてもプロの農家、
の、方々に笑われちゃいますが、
朝に畑はいいもんですなぁ、光が。
暴走ひょうたんの木陰に守られて、
トマトやなすが、この暑い夏のひと呼吸を…
台風風もなんのその、
わがネコ額農園の作物たち、ちゃんと生きてくように、
生きていけるかたちにうまく適応してたじゃないですか