
新しいホームページができました!
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いらっしゃい~
*work*
2008年に発行された幻の冊子。テーマは「南のムラ」そして「水を巡る旅」。
記事はこちら


食のたからもの再発見
東京財団2009年度政策提言プロジェクト全25編。今の時代に残る各地の食の「記憶」をまとめた貴重な記録。「釜炒り茶」「木曽赤かぶ」を担当。各方面で活躍中の執筆陣に叱咤され貴重な経験させてもらった。椎葉村、九州のお茶は忘れられません



味の箱舟/ark of taste
2007年、スローフード協会のプロジェクトに協力。現在22品目が国際認定を受けた、日本の「味の箱舟」品目のうち13品目の認定を手伝った。認定品目(英語)はこちら

ここきち!
知人のMさんがやってる農家レストランポータルサイト。

国友農園
高知県いの町、山奥の実生自生のお茶を再生させた釜炒り茶。自然とともにあるお茶の原風景が広がって

熊野鼓動!
がんばってほしい友達がいるところ。

お米のふなくぼ
お米のこと、ごはんのことを大切に考えるお米屋さん

森の空想ミュージアム
宮崎県西都市。児湯郡木城町茶臼原のすぐそばで、祈りの空間。主宰は高見乾司さん。九州の民俗仮面博物館もある

*ナナオサカキ*
*profile*
- 2012/01/12/Thu 17:59:46
- CATEGORY:[toki]つれづれ…
本年もよろしくお願いします

2011年はホントにいろいろなことがありました。
311の震災、原発事故では、被災された方のこと、自然の脅威、人災としての原発事故、
社会システムの嘘と限界、何もできない自分、頼り切っている私たち……
石垣りんの詩編そのままに、私たちは、「やすらかに 美しく 油断していた」のでしょう。
悼み、嘆き、そしていろいろ考えさせられました。
いろいろ考えて、2012は「おいしい村」という仕事を始めます!
テーマは「つくる人と暮らしを結ぶ」、キーワードは「伝える」「結ぶ」です。
とはいえ、具体的な中身はこれからつくっていかなきゃいけません。
今日、ホームページも立ち上げました。
アドレスは http://oishii-mura.net です。
こちらの中身もこれからつくっていかなきゃなりません。
どうぞよろしくお願いいたします。
スポンサーサイト
- 2011/12/31/Sat 19:57:59
- CATEGORY:[toki]つれづれ…
柚子が届いたよ

大晦日の夜。紅白が始まった。
女房はきょう一日のおせち、仕込みの鍋から器に盛り付け始めている。
息子は大きくなって、紅白見て12時、1月1日になるまで起きていたいという。
自分はもういい歳だけど、今年の大晦日は特別な気持ちがするな、
っていろいろあったからね。
震災のことや原発のこともそうだし、
夏には夫婦ふたりでぽおーん、っと脱サラもしたからなー。
いやはや。
フリーになって考えることも違ってくるなとは最近思い始めたこと。
そして、すべてを失ってゼロ、
いやマイナスからのスタートを余儀なくされた方々のこと。
前と変わらずに親しく声をかけてくれる人がいること。
しみじみしてしまっているのです。
そんな思いに浸りながらの夜、届いたのが、柚子。
長野の美麻村に暮らす吉田比登志さん精子さんから、
柚子をいっぱい採ったから送ってあげるねと。
うれしい贈り物になりました。
比登志さん精子さんは、もうずっと、「季節の贈り物」という取組を続けて、村の恵みのおすそ分けを、自給しています。些細なことは目に映らないようで、実は2週ほど前あったときも面白かった。(無精でblogに書けず失礼!)どてら着て、二子玉高島屋のヴィトンとシャネルの真ん前で待ち合わせ、がっはっはっと店内を闊歩、美麻の冬は寒いからと、毛糸のパンツを買いました。
いただきもののこの柚子は、ていねいに新聞紙でクッションしてあって、でもここのところの寒さにあたって霜焼け気味だったので、傷んでないかと精子さん心配してたけど大丈夫。悪くなりかけを選んで、息子の提案、今年最後のお風呂を柚子湯で楽しみましょう!
******************************
不定期いいかげんな「おいしい村」blogも、今年はこれでおしまいです。柄でもないのですが、暮れの最後に、感謝のことばが身に染みています。お読みくださっている皆様、ありがとうございました。
今、少しずつ準備をしているのですが、年が明けて早い段階で、このblogもお引越しします。そのときはまたこのblogでお知らせさせていただきますが、2012年からは、パートナーの岸田美紀と、共同で運営する「おいしい村」になる予定です。
そのときはまた、どうぞよろしくお願いします。
それでは良いお年をお迎えください!
- Tag :
- 美麻村
- 吉田比登志
- 柚子
- 自給
- 2011/12/08/Thu 23:03:17
- CATEGORY:[toki]つれづれ…
Nさんへのお返事

[有のパン]
Nさん、昨日はありがとうございました。
さて、OさんとTさんの関係、そうだったのね、ですね。
久しぶり、人の眼をみて(ねめつけるんではなく)話しかける人は好きです。感謝です。Oさんのお仕事にも興味が持てた。「自給」について、通り一遍ではなく立体的に深めていくヒントと引き出し、「自給の理念」と「手作りの価値」が結ばれる場所をお持ちですね。本買って読んでみます。僕らはまだ若い(と信じて!)、伝えるべき世界を、触発されながら、ひとつずつ噛み砕いていきましょう!
さて、お茶。
淡いけど香りがあるでしょ?
…お茶はかなり多様。
ホント「日本茶」のくくりでは表現しきれないそれを相手にしたいナァと。こりゃNさんのおかげ、例の財団の取材から次第に温まってきたことです(まだ沸騰してないけどw)。
「釜炒り茶」は多分、お茶の多様性を愉しむ入場券みたいなもので、そこから世界の茶文化に、カメリア・シネンシスという種とヒトとの関係に開かれていく、そのキーが「香り」なんだと。蒸し煎茶ではそこが閉じてる(閉じた理由もある)。ワインは哲学まで語り、その手前では農家も醸造家もグルメもぞっこんにさせちゃう。お茶にもその素質と資格があると思う。掘り下げていきますよー
「それぞれに違うということが、そのアイデンティティを支えているヨーロッパ」
…というを言葉知ってる?
だいぶ前、作家Nさんの本のどこかに書いてあったこの文句が忘れられず。好きなんだよねーこれ。気になって本人に訊ねたこともあるが、えっ、そんなこと書いたっけ?とつれなかった。ところがどうだ、昨日ぐうぜん見つけてしまったのだよ。『バール、コーヒー、イタリア人』168ページ。エンツェンスベルガーの『ヨーロッパ半島』からの引用、5人の長距離トラック運転手の笑い話を受けて、彼女はこの名文句をしっかり書いてました。思い出した?
ということで、
おれもフリーだ頑張らなくちゃ、
カフェスロー行こう行こう。
Nさん。感謝!
タケウチアマネ
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![]() | ヨーロッパ半島 (双書・20世紀紀行) (1989/10) ハンス・マグヌス エンツェンスベルガー 商品詳細を見る |
- Tag :
- 釜炒り
- ヨーロッパ
- 自給
- 2011/12/03/Sat 00:17:47
- CATEGORY:[toki]食のりんかく
エコ・ダイアリー歳時記

わあなつかしいと、まず探そうとしたページは今でも美麻村に住んでいる木工作家の柏木圭さんのページ。この本は片側が日記、対抗ページがいろんな人のエッセイの見開き単位で続いていく形式で、圭さんも時々、発行人の吉田比登志さんに頼まれて書いていた。その中で圭さんの大ヒット作「栗懐中箸入れ」制作のきっかけになったこぼれ話があるのだ。
1999年4月29日に火事で焼失、ということだからもう12年前。今は亡き美麻遊学舎は、そのさらに20年前、ということは1979年に設立された、芸術と暮らしの総合センターだ(った)。僕が大学に入った年が1979年、その年に「建設」の手伝いに駆り出されたんだ。おもしろかったー。廃校の校舎で、体育館も運動場も、給食室もみんな丸々借り受けて、版画や工芸、木工、生活アートのワークショップ、出版などなどを行い、宿泊もできる素敵な空間。喜太郎とか有名なアーティストが続々やってきたり、どちらかというとヒッピー系。その代表を努めたのが吉田さんで、カウンターカルチャーな香りがぷんぷんする場所だった。

さて、圭さんのこぼれ話、残念ながら、出てきた4冊の中には見当たらなかったが、内容はこうだ。当時その校舎の一画を工房として借りていた圭さんは、校舎裏にうず高く積まれていた薪を見つけて「お、栗ではないか」といじっていたのだが、思いついて鉈で割ってみる。こんと叩けば、よく乾いた栗は繊維に沿ってぱりーんと心地よく割れていく。断面はシャープ、割れた2つもぴったり元に合わさるゾ。と、そこから件の箸入れの意匠を閃いた、というお話。作品も、ぱりーんと鮮やかな切り口そのままの造形なのです。明るく楽しいリズム感ある圭さんの文章、もう1回読みたかったなー。
それにしてもこの『エコダイアリー歳時記』の執筆陣。山尾三省、市川健夫、鶴田静、設楽清和、関根秀樹、芹沢高志、遠藤ケイ、秋岡芳夫、喜納昌吉、片山敬済、ほかオルタナティブ系の人々がわんさか。…うーん知ってる人は知ってるって感じか。と、こんなすばらしいんだから、だれかネットで書いてたりしないかと検索をかけたらどうだ。なんとこの幻のマガジンを記録に残している人がいるではないか!……と、よく見ていったら、しばらくごぶさたしていた吉田さんご本人が運営しているもよう。『歳時記365』。あ、吉田さん元気なんだなー、よかった。よかったよかったなー
- Tag :
- 美麻遊学舎
- 吉田比登志
- 柏木圭
- 2011/11/30/Wed 20:57:36
- CATEGORY:[koto]らでぃ~
マオの木版画

と。山口マオ木版画展
2011年12月2日(金)~7日(水)
11:00~19:00(最終日17:00まで)
木版画に携わって30年、イラストレーターとしてのデビュー作も木版画でした。
今年は初心にかえり、木版画を集中して制作してみました。木版画家山口マオをご堪能ください。 時間があったらきてね♪MAO
堪能しますします、時間たっぷりあるので行きます行きます!
僕の大学の同僚というか先輩、というか。イラストレーターではなく、木版画家の山口マオの個展の案内が来た。うれしいなー、実はとってもうれしいな。何と言ったらよいか。最近女房とよくする話、誘ってもらったり、会ってもらったり、シゴトもらったりがしみじみありがたい。もう書いたっけ、今年は僕たち家族の大きな節目、8月に2人そろってフリーターになった年で、今ひしひしとフリーのむずかしさ心細さなど感じているところ。お金の切れ目が縁の切れ目、なんて人もいるにはいるが、サラリーマンを辞めてみると、いやはやまったくそんなこと関係ない間柄の、仲間と呼んでいいつながりというものがよくわかるんだね~
…さておき、シュレーディンガーならぬ「マオ猫」のキャラで一世を風靡したイラストレーター、その彼の木版画は、実はほんとすばらしい。体の中にもともと色とフォルムを持ってるタイプ、描く絵はフォルムに色が乗っかるんじゃなく、色にフォルムが備わった、空間のある絵を描きにいくのが大好きな絵描き(ってわかんないな)なのだ。
ネコの絵も楽しいのだけど、彼からは猫を取っ払っちゃったほうが、絶対彼の良さが見えてくると思う。僕は絵描きじゃないんだから彼に影響を受けたなんて言ったらヘンなんだけど、アンリマチス、棟方志功、エゴンシーレ、吉田カツとか浮かんでくるのは時代のにおい。あとベンシャーン。そこらへんがエッセンスなのかなと思う。この絵のように色のかたちを求めていくとマチス系、物語を求めていくとシャーンに行く感じ。加えて木版画の暖かくて気品を感じさせるマチエール(質感)も良い。そんなだったので、僕のらでぃっしゅぼーや時代の自信作、今や幻の生産者マガジン『らでぃ~』の表紙の版画を描いてもらったりもしたんだ。

…バンドやったり、大学祭の模擬店やったり、山の中に小屋立てて遊んだり無賃乗車で旅したり。グループ展もやったっけなー^^;)とにかく久しぶりだから会いに行こう。誰かいっしょに行きませんか?
- Tag :
- 山口マオ
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